自閉症の療育方法

代表的な自閉症の療育方法

ここでは、国内外で採用されている(日本国内に紹介されている)代表的な自閉症の療育プログラムをご紹介します。

TEACCH
(−Treatment and Education of Autistic and related Communication handicaped CHildren−)
TEACCHとは、単一の療育方法をしめすものではありません。その科学的手法、柔軟性、哲学は他に類を見ません。ここでは、概要だけご説明しますので、自閉症児のご家族の方には、ぜひとも本などで正確な知識を吸収されることをお勧めします。お勧めできる本も紹介していきたいと思います。
オペラント行動療法 認知発達を促すためのローバース博士により研究された訓練方法。オペランドコンディショニング(命令による条件付け)法とも呼ばれます。TEACCHでも手法を変えてつかわれています。
行動療法、行動変容法、応用行動分析などいろいろな名前があって、これらが同じなのか違うのかさえよく分かっていない私です。応用行動分析学について具体的な解説をしていただいているサイトをご紹介しますので、一緒に勉強しましょう。
感覚統合訓練法 感覚統合療法(Sensory Integration Approach,以下略して「S.I.」)は,アメリカのエアーズという女性の作業療法士が,1970年当時アメリカで問題になっていた学習障害児のための治療法として開発しました。
日本にも20年ほど前に導入されて,学習障害児や自閉症,自閉傾向児(学習障害児と自閉症児は共通点が多い。)に対して,主に施行され,現在ではその他の障害にも応用されています。
感覚統合療法に関する本はいろいろ出版されています。
読みやすいのは「みんなの感覚統合(佐藤剛,他著,パシフィックサプライ株式会社出版,)」,「子どもの発達と感覚統合(エアーズ著,佐藤剛監訳,協同医書出版)」です。 感覚統合療法について話しをする前にまず知っているようで知らない「感覚」についてお話します。
動作法 成瀬悟策氏考案による日本発、かつ唯一ともいえる障害者訓練法。元々は脳性麻痺児の動作の改善の為に考案されたものであったのが、近年は発達障害児に対しても有効であることが認められてきたそうです。息子の通う訓練会でも取り入れられています。
S−S法
(− Language Intervention Program for Language Retardation
Based on Sign-Significate Relations −)
記号形式-指示内容関係に基づく言語発達遅滞訓練プログラム。
提唱されている言語発達生涯研究会によると「言語・コミュニケーション行動を,機能的側面のコミュニケーション態度,構造的側面の記号形式−指示内容関係,それらを支える認知や産生などの基礎的プロセス,という3側面からとらえます。言語発達遅滞児の言語・コミュニケーション行動をこの言語行動の3側面の視点で包括的に評価し訓練プログラムを立案し働きかけます。」となっています。
言語療法  現在、自閉症児に対してのSpeech therapyは、Communication therapyが主となってきています。子どもの中で言葉というものが生まれ育っていく道筋をかんがえれば、自閉症児に対して昔ながらのいわゆる発音(声)訓練だけでは、効果がありませんから、当然の経緯ともいえます。
 しかし親が犯す失敗に最も多いのが、この発音(声)訓練なのではないでしょうか? 言葉をコミュニケーションの道具としてまだ理解できていない自閉症児に対して、本人が相手を求めてもいない状況で「パパ」「ママ」等と言わせたり….前後の状況と無関係にとにかく親の言った単語(それも発音が難しいカ行、サ行、ラ行、濁音を多く含むもの)を復唱させたり…。
 子どもの口から言葉が早く出てきて欲しいという焦る気持ちが、この過ちをおこさせるのですが、やはり発達には段階があり、言葉が出てくる前には、指差しなどそれなりの順序での認知発達の経過といったものがあります。言葉だけが他の発達と無関係に発達していく事はないはずです。
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