自閉症の薬物療法

薬物療法はあくまで対症療法であり、自閉症を「治療」するものではありません。
自傷、他傷行為、多動、パニック、興奮、不眠、こだわりなどが強すぎて、周囲で対応しきれないと判断される場合に、限定的、一時的に実施され、療育が効果的に行えるようにするものです。

薬名 効果
中枢神経刺激薬 自閉症スペクトラムに併存した注意欠陥多動性障害の多動性・衝動性や不注意に対し、メチルフェニデート徐放剤が使われます。
抗精神病薬 (定型抗精神病薬)ハロペリドール、クロールプロマジン、ピモジドなど。衝動性や反抗挑戦性障害、チック、こだわり行動を軽減するために使用します。
非定型抗精神病薬 リスペリドン、オランザピン、アリピプラゾールなど。攻撃性、興奮、自傷およびチックを抑えるために使用されます。(保険適用外)
三環系抗うつ薬 イミプラミン、クロミプラミンなど。こだわり行動、うつ、不安障害などに使用されます。副作用の観点から仕様が少なくなっています。
抗てんかん剤 カルバマゼピン、バルプロ酸、クロナゼパムなど。衝動性や気分が不安定な場合、躁うつ、てんかん発作、イライラなどに使用されます。

その他、不眠傾向に対して睡眠剤が処方されることもあります。

また、中枢神経刺激薬は多動性のある子どもに使用されますが、時に状態が悪化することもあります。
それぞれの薬の特性と副作用を理解して、服用にあたっては、必ず専門医、薬剤師の相談を仰ぎましょう。

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